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  <updated>2013-06-04T00:10:35+09:00</updated>
  <author><name>No Name Ninja</name></author>
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    <published>2014-05-08T18:55:09+09:00</published> 
    <updated>2014-05-08T18:55:09+09:00</updated> 
    <category term="鬼太郎" label="鬼太郎" />
    <title>水鏡／img鬼太郎と偽鬼太郎（墓場鬼太郎）</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<br />
<br />
はっ、ははあ、<br />
空き家でも山小屋でもなくてすいませんね<br />
いやいや、ちょうど僕も寝転ぶのに飽きてきていたところだったんですよ<br />
夏の雨でも体は冷える、体を乾かして熱いものでも飲んでいきなさい、夕立ならすぐ止むでしょう<br />
しかしこんな土砂降りの中、誰が訪ねてきたかと思って驚きましたよ<br />
雨には少し嫌な話がありまして、<br />
よく現れる奴がいるんです<br />
<br />
そいつに名前はございません<br />
<br />
僕には運のいいことに父がありますので<br />
呼ばれ、応えることに苦労した事はなかったんですがね<br />
そいつは運が悪いことにみなしごで<br />
さらに悪いのは名前を告げなかったんですよ、誰にも<br />
まあ、告げる相手がいなかったってのは同情するべきところでしょうが<br />
ただねえ、<br />
そのまま別人の名を語っちまったんです、<br />
双子のように似た他人の名前、<br />
そいつに成りすまして何をする気だったのやら、ろくじゃないことには違いないでしょうがね<br />
で、ある時そいつ、名を借りた奴と間違えられて殺されちまったんです<br />
相手も誰かから恨みを買ってたようで、そんなところまで似ていなくてもねえ<br />
死体は無いんですがね、いえ本当の話ですよ、<br />
無いと言うのもおかしいか、水のように溶け死んだもので<br />
畳の染みになって、調度そこの染みのような<br />
ああ、薄気味悪かったですか、すいません<br />
本当、あんな死に方、いや、殺され方もあるんですね<br />
がめついのがいけなかった、人に出す珈琲飲んだりするから、身代わりだ<br />
それだけでも不幸なのに、<br />
身が消えたあと、誰もそいつを呼べないんですよ、<br />
ななしの、みなし<br />
名が無いものは居無いものだと、聞いたことありません？<br />
そんなこと言われても、居るものは居るのにねえ<br />
でね、<br />
人の身であったものでも、身無しであるのにそこに見えたら化け物でしょう<br />
さもそこに居るように振舞ってはいるんですがね、見えない<br />
僕以外に<br />
<br />
憑く、と言うのではないんです<br />
障るどころか気配さえも感じない<br />
おおかた死に際を見たと言うことで僕に見えるのでしょう <br />
ちょうどこんな雨のひどい日になりますとね、<br />
鉛筆で薄っぺらい紙に描かれた線のようなものが<br />
ゆうれい、とも、ひとだま、とも呼ぶのに躊躇うあまりにも哀れな輪郭をかたどってね、<br />
僕の正面に僕の格好を真似て<br />
右手を上げれば左手を上げ、<br />
上着を脱げば脱ぎ、<br />
再び着るときは僕のものを着ようとし<br />
いや、そりゃあ払いのけてやりますけれど、<br />
それで、背を向けてもとに返ればもういなくなっている<br />
水滴ひとつ染みを作って<br />
乾き損ねた涙ですかね、畳の上にいつまでもある<br />
化け物にすらなれない、なんでしょうね、あれは<br />
行くべき場所も定まらないままプカプカ、<br />
ほら、そこ、僕の右手の先、それ、<br />
見えない？うん、ああ、そうでしたね、<br />
まあこの煙草の先っちょあたりにね<br />
くゆる煙に混じりして、ゆうらり、ゆら、ゆら<br />
漂ってみたり、囀ろうとしてみたり<br />
カプカプ、まるで水鉢の中の金魚のようです<br />
名前を呼べとでも言っているようなんですがね、ねえ、<br />
知らないもので、ええ、<br />
語った偽の名前は知っていますよ、<br />
ただ、それなぞ彼は用としていないので<br />
呼んでみたところで僕だけに見えるそいつがどうにかなるわけじゃあない<br />
なあ、ニセモノ？<br />
<br />
名が無いせいで行き場の無い、<br />
せめて僕以外にも見えるものがいたら、怪異と言う噂が宿り木となって<br />
妖怪くらいには成れるんでしょけれど<br />
新しい名前をあてがってやろうとすると、必死で頭を振るんです<br />
人のままで居たいと <br />
なら名前を探してやれって？<br />
確かに、もとからの名前を響かせればその振動で霧散してくれそうですね<br />
けれども僕、<br />
朝から動くのも面倒ですし、夜は人の話を聞いて周るのに向いてませんから<br />
まあ、鏡のように良く似た顔を<br />
天井に透かして眺めるのも悪くない、でしょう<br />
雨の日の退屈しのぎにはなりますし、<br />
悪趣味？ふふふ、嫌だなあ人聞きの悪い<br />
だってね、聞いてくださいよ<br />
<br />
こいつ両の目開いて僕を見ているんですよ<br />
<br />
鏡ではお目にかかれない、左目のある僕<br />
ねえ、悪くないでしょう？<br />
気が向いたら元の名前を探してやるかもしれませんけどね<br />
ところで貴方、顔色が悪いですよ<br />
お湯も沸きましたし、暖かい珈琲でもいかがですか？]]> 
    </content>
    <author>
            <name>No Name Ninja</name>
        </author>
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    <published>2014-05-08T18:53:27+09:00</published> 
    <updated>2014-05-08T18:53:27+09:00</updated> 
    <category term="鬼太郎" label="鬼太郎" />
    <title>宴の夜／imgアニメ４期鬼太郎</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<br />
<br />
悪い夢から覚めたら皆がいて酒盛り<br />
ばかさわぎしていて<br />
<br />
「起きた？」<br />
<br />
なんて<br />
（僕の家じゃないか）<br />
バカみたいだ<br />
そう　ばかみたいなんだ<br />
<br />
なんだ<br />
嬉しくて涙<br />
いいやこれは笑いすぎ<br />
混ぜてよバカ話<br />
またたび酒おいしい　猫又の差し入れよ<br />
猫娘ふにゃふにゃ<br />
ねずみ男は手ぶらで来たって？<br />
俺様が土産？　ばか<br />
<br />
そうだ遠くの悲しみは僕の傍にいる人たちでいやされて<br />
<br />
朱の盆　ぬらりひょんは？<br />
あははふてくされてこないって<br />
例えば誰かに嫌われててそれは大きくて僕をつぶす気がしていたけど<br />
いいんだ<br />
僕に嫌いなひとはいない<br />
<br />
せかいはこうふくもふこうもおなじものからできてたんだ<br />
そう　気がついたから<br />
笑いが<br />
あふれて<br />
こぼれて<br />
止まらないんだ<br />
<br />
外は　雪　すきま風<br />
つめたい<br />
けれど<br />
僕の目に映るのは<br />
<br />
君　君　君　皆<br />
<br />
ぎゅうと　抱きしめてしまおう　今夜<br />
<br />
]]> 
    </content>
    <author>
            <name>No Name Ninja</name>
        </author>
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    <published>2014-05-08T18:51:54+09:00</published> 
    <updated>2014-05-08T18:51:54+09:00</updated> 
    <category term="鬼太郎" label="鬼太郎" />
    <title>便所お化け／img鬼太郎</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<br />
<br />
<br />
小さな手を引いてくれた<br />
闇の中の君はだれだっけ？<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
足の裏の汗が木張りの床に吸いついて<br />
長い長い暗い廊下<br />
歩くたびの音が鳴るまま風の吹かない庭に消えていく<br />
昼はなんでもないんだよ<br />
その景色は知ってるはずなんだ<br />
色鮮やかな緑葉<br />
石の裏影で動く蟻やだんごむし<br />
見上げる木漏れ日<br />
縁側に吹き込む涼しい風<br />
おやつは甘い匂いの西瓜<br />
昼寝をしたら腹のところに薄布がかけられてて<br />
珍しい、かあちゃん優しいや<br />
寝転んだまま木張りの廊下の冷たさに頬を寄せ<br />
落ちてくる蝉たちのうるさいほどの合唱をぼんやりと聞いて<br />
いつの間にか夕暮れが過ぎ<br />
薄紫、赤紫、紫紺、宵闇、ああ蛍だ、<br />
いただきます、ごちそうさま、しゅくだいはまたあした<br />
便所は朝まで行かなくても平気、<br />
おやすみなさい、<br />
で、<br />
べたり張り付く黒、暗闇<br />
<br />
息を潜めて歩く<br />
いつものなんでもない廊下<br />
耳には葉のこすれる音と<br />
自分の足が踏む軋み音だけ<br />
それ以外、何もいない<br />
、よな？<br />
<br />
僕はもう子どもじゃないんだぞ<br />
母ちゃんとも違う部屋で寝れるんだ<br />
夜中に目が覚めたのだって<br />
寝小便をしないで起きれたって証拠<br />
ここでぶちまけちまったら<br />
隣で寝ている妹にどんなに笑われるか<br />
怖くなんかないよ<br />
ばあちゃんのキツネの話もおじちゃんの人魂の話も<br />
隣の正吉が言ってた便所の手の話だって<br />
&hellip;全部いないんだから！<br />
<br />
テレビが言ってた<br />
心霊写真？創り物です<br />
妖怪？絵空事です<br />
祟り？偶然です<br />
科学ですよ、真実ですよ、お化けなんて、いませんよ<br />
怖がってるのは君だけですよ<br />
<br />
僕は怖くないんだ、お化けなんていないんだ<br />
<br />
ギシギシ<br />
　ミシミシ<br />
ギイィ　ギイィ<br />
　ザワザワ<br />
ザワザワ<br />
　ザワザワ<br />
イルヨ<br />
　ザワザワ<br />
<br />
「怖くないんだ、お化けなんかお化けなんかいないよ」<br />
<br />
「いるよ」<br />
心臓が跳ね上がる<br />
<br />
急に脇から子どもの声<br />
叫びたいのに声がかすれる、ふりむく<br />
「どろ&hellip;ぼう&hellip;！」<br />
「ひどいな、違うよ、落し物を探してるだけさ」<br />
「ここは僕の家の庭だぞ」<br />
「僕はお化けだからどこに居たっていいんだよ」<br />
「お化け？嘘だ、見えてるじゃないか」<br />
「じゃあ妖怪」<br />
「妖怪なんて作り話だよ」<br />
「本当言うとね、幽霊族」<br />
「幽霊？死んだわりに顔色がいいじゃないか」<br />
「死人じゃない、幽霊族だ」<br />
「何でもいいよ、泥棒じゃないなら」<br />
泥棒とお化けじゃないならなんでもいいよ<br />
<br />
「まあいいけど、ねえ君こそこんな夜中にどこへ行くつもりだったんだい？悪い事？秘密事？」<br />
「違うよ、便所に&hellip;」<br />
「怖いんだ」<br />
「怖くない」<br />
「嘘つきは閻魔様が舌を抜くって言ってたなあ」<br />
「怖くない！ちょっとだけしか&hellip;」<br />
「からかってゴメン、お詫びに着いてってあげる」<br />
<br />
廊下より怖い便所の中、切れた電球が恨めしい<br />
「そこにいるよな」<br />
「いるよ」<br />
「どこにも行かないよな」<br />
「早くしないと行っちゃうよ」<br />
月明かりでうっすら見える白いふち、真ん中はどこに続いてるかわからない闇<br />
そこにめがけて大急ぎ<br />
「行かないよな！」<br />
「いるってば」<br />
落ち着いた声の返事、いるんだ<br />
ズボンとパンツをあげるのがもどかしい<br />
「笑うなよ」<br />
「笑ってないよ」<br />
せいせいして戸を開けると、ちゃんと居た、居てくれた<br />
「さっきは、悪い、ありがとな」<br />
「どうも、ところでさ僕の探し物しらないかい？」<br />
「何を探してるのさ」<br />
「黄色と黒の縞模様、僕の大事なちゃんちゃんこ」<br />
思い当たる<br />
「昼寝のときに」<br />
「知ってるのかい？」<br />
「かあちゃんが掛けてくれたと思ってた」<br />
<br />
暗い廊下を二人で行く<br />
真っ暗闇が怖くない<br />
母屋から離れた風呂場の外、洗濯物は残り湯で<br />
今日の分は明日の朝、洗って干すのが夏休みの僕の仕事<br />
「あった」<br />
「あった！」<br />
汗で汚れた服にまぎれて探し物が出てくる<br />
君が宝物のように大事そうに抱きしめる<br />
「良かった、これが見つからないと父さんが怒るんだ」<br />
こんな夜中に一人で出歩くくせに<br />
「お化けより父さんが怖いの？」<br />
「違うよ、父さんは怒った後悲しむから」<br />
「それで探しに、そっか、えらいな」<br />
「なくした僕が悪いんだ」<br />
「怖くなかったの？」<br />
「お化けだからね」<br />
そう言うのは強がりだろう？<br />
「ああ、でもお化けは人間と同じで怖いやつもそうじゃないやつもいるから」<br />
どっちでもいいよ、君は強いな<br />
「僕らのふつうは君らとちがうだけだから」<br />
<br />
帰りの母屋への道は暗いけど怖くなかった<br />
月明かりがある<br />
草木も虫も眠っているだけだし<br />
君もいる<br />
隣の部屋にはばあちゃんが<br />
隣の布団には妹が<br />
あとは朝まで眠るだけ<br />
「ありがとう、お化けも出なかったし、うちの便所はもう怖くないよ」<br />
「そうだね、君のうちは悪さをするやつはいないみたいだね」<br />
「君どこの子？見かけないけど、里帰り？だったら明日は昼間においでよ」<br />
「昼間は寝てるんだ、お化けだからね」<br />
「寂しくないの？」<br />
「お化けだって友達くらいいるさ」<br />
<br />
ちゃんちゃんこを纏ってくるりと背を向け<br />
下駄の音が砂利を蹴飛ばして行く<br />
その背に手をふる<br />
「ありがとな」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
小さな手のひら大きくなって<br />
怖いものは電気が消した<br />
お化けはいるのかわからないままで<br />
あの夜君に会った話は<br />
怪談にさえならないんだ<br />
君に良く似たヒーローは時々ＴＶで見かけるけどね]]> 
    </content>
    <author>
            <name>No Name Ninja</name>
        </author>
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    <published>2014-05-08T18:50:38+09:00</published> 
    <updated>2014-05-08T18:50:38+09:00</updated> 
    <category term="鬼太郎" label="鬼太郎" />
    <title>めだまの子／img鬼太郎（at　地獄流し）</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<br />
うつろな目がついてくる<br />
子どもが黙ってついてくる<br />
<br />
<br />
妙な子どもに切符をもらった<br />
蟻ほど細かく頼りない手書きの字がそこ<br />
『地獄行き』？<br />
縁起でもねえいらねえ返すよ　他の奴に渡して遊べ<br />
視線を戻せば子どもがいねえ　真昼に幽霊？化け物か？<br />
ざらり　首筋を寒気が撫で上げる<br />
遅れ、顔を上げ子どもの姿を探す　目の端、薄汚れた縞二色が路地に消え入る<br />
影が遅れてついていく　消える<br />
追いかけてつき返そうか　いや<br />
何を恐れることがある　捨てちまえばいい　いや<br />
縁起わりいものそこいらに捨てるのも気味がわりい<br />
信心用心握りつぶし尻ポケットの奥底　忘れ物の住処　つまらないものは全部そこ<br />
消えた子どもを追うのをやめ路地に背を向け歩き出す<br />
<br />
俺が悪いことしたとか<br />
わかるわけねえよ<br />
俺がアイツを手にかけたなんて<br />
わかるわけねえよ<br />
わけは、ねえよ<br />
おかしいおかしい気になるなあ気にするな　さっきから瞼の裏棲みついた子どもの目ついて来る　ついて来る<br />
わけがねえ、ねえよ<br />
振り向け何もねえ、ねえはずだ<br />
振り向け<br />
いねえんだろう、どうせ、きっと、いや絶対いやしねえ<br />
さっきの子ども<br />
さっきの子どもはどうやって俺に声をかけた？<br />
どうして俺は足を止めて子どもを見た？<br />
さっきの子どもどんな形だった？まて、まてまてまて思い出せ一つずつ<br />
薄汚れた学童服それよりもっと汚い縞のちゃんちゃんこ<br />
カラコロ　時代を履き違えた下駄が鳴る足元<br />
背は低かった俺の腹辺りに頭があった　その高さ<br />
おかっぱよりもう少し長い髪は灰色がかって重苦しげに顔の半分を隠して<br />
かろうじて右目が<br />
<br />
右目が　らん　と光をはなって俺のこと見てた気がするんだ其処だけが<br />
<br />
鮮明だその目ひとつだけが<br />
俺が今までに出会った通り過ぎた全ての目のようで<br />
千かその倍かわからねえ数に意味はねえがひとつの目が<br />
睨むでもなく哂うでもなく蔑むでもなく　ただ見ている<br />
通り過ぎるものをひたすらにうつす監視機のように<br />
カラン<br />
カラ　コロ<br />
耳障りな足音が余計<br />
鳴るから<br />
違うこれは耳鳴りだキィーーーほら下駄の音とは違うじゃないか<br />
歩け歩け振り切れ走れ<br />
何を　　　汗をかくほど恐れることがある落ち着け振り向けそれができないなら一つ息をつけすぅはぁ<br />
振り向くより恐ろしいことならもうしちまってんだ<br />
薄暗闇　黴の匂いむせる廃屋　がよく似合う俺とアイツ<br />
汚えことやる時だけつるむ　詐欺だの誘拐だの窃盗だの<br />
それが何だ　なんだかねえ捨て切れなかったのかねえアイツは　善意？人の心？商売に邪魔なもの<br />
大方女にでも諭されたんだろう　足を洗おう更生しよう通り一遍等きれい事世迷言今ならまだ戻れるよう<br />
今更が過ぎるんだよ　二人一緒に　何でだよ行けよ一人で俺は行かねえよ<br />
アンタの罪も吐いちまう、だ？ああそうかい　そこから先は三文芝居<br />
力を込めた指先でアイツの動脈が大人しくなって<br />
俺の腕に立てたアイツの爪が力なくだらりと手ごと剥がれてそれで御終いおさらばだったさ<br />
目は　両の目見開いて憎しみだか悲しみだか恨みだか辛みだか少なくとも人の目のまま俺を見ていたさ　忘れ難い目だったさ<br />
だのによう　今俺の頭の中張り付いて離れねえのは<br />
あの　子どもの<br />
<br />
うつろな目がついてくる<br />
足音立てずについてくる<br />
<br />
妄想に身をやつし振り向くことも出来ねえ俺は<br />
何か縋るようにポケットの中まさぐり倒す　小銭でもいい鍵でもいい煙草なら最高だ<br />
この恐ろしさを忘れさせてくれる現実のものなら何でもいい　何か何か何かないか<br />
指先に<br />
張り付く<br />
カサリコソ　切符が　<br />
一枚　子どもに貰った　目ひとつうつろにこちらを見つめる<br />
逃げろ<br />
逃げろ逃げろ逃げろ　行け足　歩け足<br />
子どもの歩みじゃ追いつけねえはず、はずさ<br />
アイツはもういねえ　アイツがいなくなったことを知る奴もいねえ　誰も追いかけて来るはずがねえ<br />
歩け歩け歩け走れ<br />
悪いこと　事故だったんだ　アイツが悪いんだ　俺じゃあねえ　悪いのはアイツ<br />
『本当に？』<br />
途端思い出した<br />
子どもがあの時言ったんだ　俯き人の目に怯え行く俺に<br />
<br />
『どうしましたオジさん　顔色が悪いようで』<br />
『なんでもない構わないでくれないか』<br />
『困った人を見たら助けてやるよう父さんに言われてるんです僕』<br />
『子どもに助けてもらえる用事は無い』<br />
『本当に？　そんなこと無いですよなんでもすぐ馬鹿にしちゃあいけない僕わりとなんでもできるんです』<br />
『そうか、じゃあ今すぐこの国からいなくなれる程の金をくれよ、飛行機のチケットでもいい』<br />
『お金はあまりないんです　飛行機の分は無いけど遠くに行く切符ならここに』<br />
<br />
紙切れ<br />
手書きの<br />
子どものお遊び<br />
指先が辿り着いたポケットの底<br />
遠く　ここからアイツが追ってこられない所までの<br />
『地獄行き』<br />
悪い冗談だ　あまりにも出来過ぎたそれとも<br />
子どもは　全部見ていたんじゃないだろうか<br />
手の内で失われていく弾力、熱　残った肉塊残された爪痕全て無かったことに出来ないだろうか為らないだろうか<br />
俺の臆病な思いの内まで　あの目で<br />
うつろなまなこ　こっちを見ていたなあ　けれど俺を見ていただろうか果たして子どもはあの片方で<br />
<br />
<br />
ふと気がつけば辺りは薄闇<br />
どれほど彷徨っていたんだろうあの目に責め立てられるまま疲れることも知らず<br />
あてども無く街を<br />
街をはずれ田舎道を<br />
田舎道も消えただ砂がずうっとずうっと　つづく<br />
ここは、<br />
どこだ　どこでもいい　ただ　安らぐ　ここは<br />
<br />
子どもが枯れ木の細枝またがり　うつろな目こっちを見ている　ここは、<br />
『切符に書いて、おいたので』]]> 
    </content>
    <author>
            <name>No Name Ninja</name>
        </author>
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    <published>2014-05-08T18:48:44+09:00</published> 
    <updated>2014-05-08T18:48:44+09:00</updated> 
    <category term="鬼太郎" label="鬼太郎" />
    <title>星のラブレター／img鬼太郎（アニメ３期鬼太郎）</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<span style="text-decoration: line-through;">拝啓<br />
<br />
<br />
いつも<br />
<br />
コンニチハ<br />
<br />
こんばんは、</span><br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「何を書いとるんじゃ？」<br />
<br />
「え、と、手紙です」<br />
<br />
「ほほう、珍しいのう」<br />
<br />
<br />
&hellip;<br />
<br />
<br />
こんばんは、僕は<br />
<br />
こんばんは、突然だけど<br />
<br />
こんばんは、突然手紙なんて出して<br />
<br />
<br />
「あら、何書いてんの」<br />
<br />
「別に&hellip;、手紙だよ」<br />
<br />
「へえ～、いつももらうばっかりなのに」<br />
<br />
「うるさいなあ、気が散るから帰ってよ」<br />
<br />
「何よォ、気取っちゃって！」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<span style="text-decoration: line-through;">こんばんは、僕は<br />
<br />
こんばんは、突然だけど<br />
<br />
こんばんは、突然手紙なんて出して</span><br />
<br />
<br />
&hellip;<br />
<br />
<br />
こんばんは、ユメコちゃん。<br />
<br />
僕は前から君に言いたかったことがあります。<br />
<br />
顔を見ながらだと言えなくなりそうなので、手紙を書いてます。<br />
<br />
<br />
「&hellip;ふう&hellip;」<br />
<br />
「な～に書いてんの、鬼太ちゃん」<br />
<br />
「！！～&hellip;邪魔するなよ、ねずみ男！」<br />
<br />
「か～！やだね～、ガキのくせに色気づいちゃって」<br />
<br />
「な、何のことだよ！早く帰れよ！」<br />
<br />
「はい、はい。大人はもっとスマートに事を運ぶのよ、無駄な争いからは退散退散」<br />
<br />
「うるせえ！早くあっち行け！」<br />
<br />
<br />
こんばんは、ユメコちゃん。<br />
<br />
僕は前から君に言いたかったことがあります。<br />
<br />
顔を見ながらだと言えなくなりそうなので、手紙を書いてます。<br />
<br />
<span style="text-decoration: line-through;">そういえば人間の家に手紙を届けるときって切手がいるんだよね。今度森を出るとき買い忘れないよう<br />
</span><br />
<br />
&hellip;<br />
<br />
<br />
こんばんは、ユメコちゃん。<br />
<br />
僕は前から君に言いたかったことがあります。<br />
<br />
顔を見ながらだと言えなくなりそうなので、手紙を書いてます。<br />
<br />
<br />
「何を書いてもうまく伝わらないんじゃないかなあ&hellip;でも、とても」<br />
<br />
<br />
僕は、よく君に会えるけど、<br />
<br />
<br />
「こんな手紙まで書いて、僕は何を何て言えば」<br />
<br />
<br />
伝えたいことは、<br />
<br />
<br />
「怖いものがあるなんて」<br />
<br />
<br />
直接言えば良いんだろうけれど、<br />
<br />
<br />
「読んでくれないかもしれない」<br />
<br />
<br />
もしもこれを君が読んで、<br />
<br />
<br />
「伝えなきゃいいのかな」<br />
<br />
<br />
嫌な気持ちになったとしても（そうさせたなら謝るけれど）、<br />
<br />
<br />
「でも」<br />
<br />
<br />
僕は、もっと<br />
<br />
<br />
「君に」<br />
<br />
<br />
会いたい。<br />
<br />
<br />
&hellip;<br />
<br />
<br />
伝えたいことがあるんだ。<br />
<br />
時間かかっちゃったんだ（途中邪魔が入ってね）。<br />
<br />
書き直しても書き直しても書き取れないんだ。<br />
<br />
けど、届けようと思ったんだ。<br />
<br />
君の家のポストの前まで行って、何度も帰ったよ。<br />
<br />
男らしくないのか、男らしくないことをするのをやめようとしてるのか。<br />
<br />
わからなくなっちゃったから、君に直接渡すことにしたんだ。<br />
<br />
森を抜け、川を渡り、山を越え、君の町、君の家、<br />
<br />
月が照らす、<br />
<br />
君の窓、<br />
<br />
（リー、コロコロ）、こおろぎが、<br />
<br />
（リー、コロコロ）、つむぐつむぐ夏の夜の調べ、<br />
<br />
（リー、コロコロ）、終わらなければ良いのに、終わらなければ、<br />
<br />
（リー、コロコロ）、僕の胸が跳ね上がることも、<br />
<br />
（リー、コロコロ）、<br />
<br />
（リー、コロコロ）、<br />
<br />
（リー、コロコロ）、<br />
<br />
<br />
（　　　　　　　　　）、ないのに。<br />
<br />
<br />
大丈夫、うん、大丈夫。<br />
<br />
届けようと思ったんだ。<br />
<br />
届けたい気持ちがあるんだ。<br />
<br />
だから夜の窓をたたくよ。<br />
<br />
眠る君の窓をたたくよ。<br />
<br />
届いてほしい気持ちを言葉で包んで、<br />
<br />
読んで、くれるかな。<br />
<br />
<br />
なめらかに風が僕の足を撫でていく、湿気で鈍く光る夏の星空。<br />
<br />
高いビルはなく、けれど大木もなく、電柱の上から見る夜の町は、<br />
<br />
月明かりのせいでてらてら光る屋根たちが凪いだ海の水面のよう。<br />
<br />
今は、ここは、僕の世界だ、けれど、足元にある窓の向こうへ、<br />
<br />
向こう、<br />
<br />
向こうへは、<br />
<br />
向こうには、<br />
<br />
もう、君はいないんだ。<br />
<br />
<br />
時間かかっちゃたんだ、<br />
<br />
君に届けたい言葉が、気持ちがあったことに、<br />
<br />
気がつくのに。<br />
<br />
言葉にしたら恥ずかしくなっちゃったんだ、<br />
<br />
けれど伝えたくて、<br />
<br />
<br />
「あいしてます　すきにしてよ」<br />
<br />
<br />
君に、<br />
<br />
<br />
「会いに行くよ」<br />
<br />
<br />
&hellip;<br />
<br />
<br />
風に乗って僕の言葉がいつか<br />
<br />
君と繋がっていた夜の窓に届きますように。]]> 
    </content>
    <author>
            <name>No Name Ninja</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>soresoreeeee3.iku4.com://entry/28</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://soresoreeeee3.iku4.com/%E9%AC%BC%E5%A4%AA%E9%83%8E/20140508" />
    <published>2014-05-08T18:40:26+09:00</published> 
    <updated>2014-05-08T18:40:26+09:00</updated> 
    <category term="鬼太郎" label="鬼太郎" />
    <title>やさしいてのひと／img一刻堂と鬼太郎（アニメ４期鬼太郎）</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[思うにその「心」というものがいけない。<br />
君を君たらしめているのは感情だと勘違い<br />
していやしないか？君はすでに望まれて生<br />
み出されたものなのだよ。<br />
君を生み形をなしたのは父や母などでは<br />
ない。あれはただの記憶として用意された<br />
ものだ。君を君たらしめているのは人の持<br />
つ死に対する恐怖を象った魑魅魍魎、妖し<br />
い怪しい妖怪ども、に打ち勝つ強い存在、<br />
かつ人より蔑まれ憐れまれる存在。 <br />
君はヒーローにはなれるだろう、けれど敬<br />
われ拝まれることはないだろう、君自身も<br />
望まないだろう。そう創られたのだ。そう<br />
言うことだ。疑問をもってはいけない。 <br />
記憶を消してやろう。君を苦しめているの<br />
はそれだ。人に望まれたいのだろ？居てほ<br />
しいと乞われることを、望んだろう？ <br />
彼らが望むものになれば君は君の望みが叶う。 <br />
彼らが望むものが何か知っているか？君自<br />
身を望んでなどいない。君のような、つま<br />
り刺激的かつ死に至らしめず最後には大団<br />
円をもたらす存在。しかも平穏な日々の中<br />
でほんの少しの時だけでいいのだ。 <br />
観念したまえ、君は日常になることは叶わ<br />
ない。許されない。 <br />
「優しさ」は「憐れみと同情」の聞こえよ<br />
い名だ。 <br />
こちらへ来なさい。少し深い眠りのあと悲<br />
しい記憶も優しい記憶も人と同じように薄<br />
れているようにしよう。 <br />
君が過去を持っていたって過去は等しく遠<br />
くなる。君を覚えている者だって君より先<br />
に消えていく。忘れなさい今この時さえも。<br />
目の前にいる私のことも。 <br />
そうしてここから先を存在し続けなさい。そ<br />
うして初めて君は実在となれる。 <br />
生きて、ゆける。 <br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
そう言ってその人は何か言葉を紡いだあと、ただ一度だけ僕に触れたのだ。<br />
<br />
誰だったかも思い出せないし、もうずいぶん昔のことのようだけれど。さらわれたものは何だったのかと、今も僕は思い出せず、ただ僕の目を覆い隠した、無責任で骨ばった温かい手を思い出しては喉の奥をつまらせる。<br />
これを吐き出せたら、全部、全部、思い出すのかな？]]> 
    </content>
    <author>
            <name>No Name Ninja</name>
        </author>
  </entry>
  <entry>
    <id>soresoreeeee3.iku4.com://entry/27</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://soresoreeeee3.iku4.com/%E9%AC%BC%E5%A4%AA%E9%83%8E/%E5%AF%84%EF%BC%8Fimg%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%EF%BC%94%E6%9C%9F%E3%81%AD%E3%81%9A%E3%81%BF%E7%94%B7%E3%80%80at%E3%80%80%E6%8A%98%E3%82%8A%E7%95%B3%E3%81%BF%E5%85%A5%E9%81%93" />
    <published>2014-05-08T18:32:40+09:00</published> 
    <updated>2014-05-08T18:32:40+09:00</updated> 
    <category term="鬼太郎" label="鬼太郎" />
    <title>寄／imgアニメ４期ねずみ男　at　折り畳み入道</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[<br />
こんなぼやけた月の夜は<br />
思い出さなくていいこと思い出しちまう<br />
どんなに上手に酔っ払っても<br />
薄く雲からもれるあの月明かり　<br />
向こうで　オレ様のこと笑ってやがる<br />
クソ、面白くねえな<br />
春の宵風に当てられて<br />
心地よいくせに　寒くて仕方ない<br />
<br />
なあ　お月さんよぉ<br />
どうせ見透かすなら、あの日に戻してくんねぇかい？<br />
笑われてもいい<br />
なっ、<br />
そしたら許してやれるんだぜ、俺だって<br />
天涯孤独と謳って突っぱねた俺にだって<br />
あったかい嘘に騙されて馬鹿を見た<br />
あの日に<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
ああ、咽喉がイテェよ<br />
<br />
知らぬ間に弱虫になってた<br />
気がついちまった<br />
怖いと知らなかった<br />
突っぱねていたかった<br />
突っぱねていれば　<br />
<br />
<br />
「ゲホン、ゲホン」<br />
「どうしたねずみ男」<br />
「デリケートな俺だ　風邪に決まってんだろ？」<br />
「おや、馬鹿は風邪をひかないというが&hellip;」<br />
「父さん、本当かもしれないじゃないですか　馬鹿でも風邪をひきますよ」<br />
「お前ら親子そろって失礼な奴だな　おりゃ帰るよ」<br />
<br />
<br />
体が正直で、正直嫌になる<br />
胸の奥　イガイガしたもの　全部表に出しちまって<br />
バタンキュウ　本当、風邪かな、ダリぃ<br />
薄くてカビ臭えセンベイ布団でごろり　俺らしい居場所<br />
<br />
来るな、来るなよ<br />
こんな日にこられたらたまんねぇ<br />
女々しいこと全部吐き出しそうだ　来るなよ、鬼太郎　来る訳ねぇよな<br />
俺がおめぇんとこいくのはな、こういうとこ見られたくねぇからなんだ<br />
そしたら、おりゃいつだって<br />
おめぇだましたり　煙たがられたり　飯食ったり　冗談づくで笑ったり　できるからな<br />
血もつながらねえ妖怪同士　だからお前とつるんでられる<br />
弱くて　守れるものなんかなくて<br />
だから一人でふらふらできて<br />
<br />
<br />
腐れ縁<br />
長げぇ付き合い<br />
分かってくれてる鬼太ちゃんは<br />
来ない来ないありがたい<br />
<br />
<br />
だれ彼にも疎まれてりゃ　もう疎ましいなんて思う奴いねえからな<br />
<br />
<br />
それでも、<br />
<br />
<br />
それでも嬉しかったんだぜぇ<br />
俺らしくもなく　働くことが楽しいなんて言い出して<br />
頼られて　本気で応えてやりたくて<br />
美しい姉ちゃんでもねえ　<br />
なのに<br />
な、<br />
いいよな、血のつながりって<br />
俺そっくりの俺よりどうしようもねえ奴<br />
狭い部屋　もっと狭くしやがって<br />
鬼太郎、お前の親父がうらやましいぜ　コンパクト、はは<br />
狭くってねえ　どこに寝るんだーって　もっと端っこ行け　や、やっぱ俺が行く<br />
旅してきて疲れてるんだろ？<br />
わかるぜ、俺とそっくりな顔しやがって　どこいったって上手くやっていけねえ顔だ<br />
でも、もう大丈夫だ<br />
<br />
兄ちゃんがついてる<br />
<br />
ははは<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
夢を見たってやつかい？<br />
らしくもねぇ　夢を見た罰かい？<br />
<br />
<br />
くっついてくる春の月を振り切って逃げ込んだ<br />
弱くてずるい俺<br />
孤独でいることでお前らと対等でいられた俺<br />
だから<br />
孤独が怖いなんて、ついぞ気がつかなくて<br />
気がつかされちゃ　困るんだよ<br />
気がつかされて　たまんねえ<br />
明日も生きてかなきゃいけねえのに<br />
どうやって飲みこめってんだ<br />
<br />
<br />
薄くもれる月明かりは<br />
程好く俺の影を曖昧にするから　<br />
弱った体に酒でも入れて　俺の居場所に引きこもる理由を作る<br />
そうでもしないと吐き出しそうだ<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
騙すんなら<br />
最後まで<br />
騙せって<br />
<br />
うっかりボロが出るトコだけは　<br />
俺と似てたな<br />
<br />
<br />
気がつかれちゃあ困るんだ<br />
来るなよ、鬼太郎<br />
ここは俺の場所だ<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
差し込む月明かりが薄く笑う<br />
薄笑いにバカにされ<br />
<br />
分かってくれてるねぇ<br />
ありがてぇねぇ<br />
<br />
情けかけられちゃ　もうどこにも行けねぇんだ　俺]]> 
    </content>
    <author>
            <name>No Name Ninja</name>
        </author>
  </entry>
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    <id>soresoreeeee3.iku4.com://entry/26</id>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://soresoreeeee3.iku4.com/%E9%AC%BC%E5%A4%AA%E9%83%8E/%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%84%E3%82%93%E3%81%A0%EF%BC%8Fimg%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%EF%BC%94%E6%9C%9F%E9%AC%BC%E5%A4%AA%E9%83%8E" />
    <published>2014-05-08T18:30:40+09:00</published> 
    <updated>2014-05-08T18:30:40+09:00</updated> 
    <category term="鬼太郎" label="鬼太郎" />
    <title>いたいんだ／imgアニメ４期鬼太郎</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[青空にむかって緑が駆けのぼる。<br />
<br />
すがるように追うように、僕は、<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
足に水が冷たい。<br />
<br />
いや、これはあそこで倒れている敵の流した血だ。<br />
<br />
僕の足に絡み付いている。<br />
<br />
&hellip;敵？<br />
<br />
<br />
あれは何？<br />
<br />
誰が、倒した？<br />
<br />
<br />
どうして、倒した？<br />
<br />
<br />
助けて、って言われたんだよ。<br />
<br />
助けて、僕、殺されちゃうよ、あいつにあいつにあいつに。<br />
<br />
助けて、たすけて、鬼太郎さん、たすけて。<br />
<br />
<br />
僕は強いので手紙の向こうの君を助けられます。<br />
<br />
僕は死なないので戦う事はあまり怖くありません。<br />
<br />
<br />
でもね、争う事は苦手なんです。<br />
<br />
知ってますか？声は耳から入って脳に届きますが、言葉は口から口へ入るんです。<br />
<br />
喉の奥に戦う相手の思いが詰まって、僕は嗚咽を吐きます。<br />
<br />
吐いても排出されなかった分は、その下の胸に流れ込んでくる。<br />
<br />
胸に溜まってしまったら、そこから出ることはありません。<br />
<br />
面倒くさい事に僕は死なないので、言葉でたぷたぷになって今にあふれてもおかしくない胸を抱えたまま生きなければなりません。<br />
<br />
これ以上増えても困るので、戦わないで済むよう相手に声をかけます。<br />
<br />
でもだめだったときは。<br />
<br />
<br />
てきはたおしたもうだいじょうぶだよ。<br />
<br />
ありがとうきたろうさんありがとうありがとう。<br />
<br />
<br />
いつか死ぬ子は死を恐れます。<br />
<br />
いつか死ぬ子は死ぬまでの一生を懸命に生きようとします。<br />
<br />
恐れることのない僕は時間を気にせず暮らしています。<br />
<br />
悪くはないですし、誰かを羨むこともありません。<br />
<br />
ただ、今にもこぼれそうなもの胸にを抱えているのは少し嫌です。<br />
<br />
<br />
倒れた敵から僕に伸びる血は絡み付いて僕を飲み込もうとします。<br />
<br />
それは恐怖とは違う、けれどもとても嫌な感覚です。<br />
<br />
僕の胸に溜まったものと同質の、嫌な。<br />
<br />
僕は、走り出していました。<br />
<br />
走り出して、いたんだ。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
嫌な感覚が追って来る。<br />
<br />
敵からずいぶん遠く離れたはずなのに、おかしい。<br />
<br />
と思ったら、影と言う影からコールタールのように黒くて臭くて粘つくものが足を這いずり上り体を飲み込んで僕を地面に倒そうとする。<br />
<br />
嫌だ。<br />
<br />
これは、嫌だ。<br />
<br />
<br />
少しでも影を減らそうと僕は光のあたる場所へと走って走って走って。<br />
<br />
<br />
森をすり抜け、茂みをかき進み、丘の上へ。<br />
<br />
進むほど浴びる光が増え、だんだんとコールタールは溶け落ちていく。<br />
<br />
駆け上る風に吹かれる斜面の緑、僕も同じ、丘の上、遮るもの何もない青空、<br />
<br />
光を、光に、<br />
<br />
<br />
ああ、届く、たどり着いたなら、きっと。<br />
<br />
<br />
きっと全部、全部ぜんぶきれいに消えるんだ、ね？<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
吹く風よりも勢いよく駆け上った先で何かにぶつかり、それが被さってきて視界が覆われる。<br />
<br />
<br />
紅の隙間から青空が見えて<br />
「にゃあ～」<br />
<br />
耳元で、よく知ってる声がまぬけに響く。<br />
「ねこむすめ&hellip;？」<br />
<br />
「ちょっと、びっくりしたじゃないの！え、鬼太郎？え、ちょっと、やだどうしたの？怪我してるじゃない、いたそうだよ！？」<br />
<br />
そうだよ、いたいよ<br />
<br />
「大丈夫、もう終わったから」<br />
<br />
痛いなあ、<br />
<br />
「大丈夫なわけ無いでしょ！また、黙って、戦って&hellip;！」<br />
<br />
心配な顔、泣きそうな顔、でも君の笑顔が見たいなあ<br />
<br />
「じゃあ、大丈夫じゃないよ、いたいんだ」<br />
<br />
手当てをしてくれるのは君、手当てをされてるのは僕の体、けれど<br />
<br />
「もう、無茶ばっかりして！歩ける？」<br />
<br />
居たいなあ、<br />
<br />
君が居るこの世界に、<br />
<br />
「大丈夫、歩けるよ」<br />
<br />
君と一緒なら、<br />
<br />
「じゃあ、早く帰ろう、もう無茶はしちゃだめよ」<br />
<br />
手当てをされたのは体だけじゃないんだね<br />
<br />
「いたいなあ」<br />
<br />
「帰ったらよく治る傷薬、塗ってあげるからね」<br />
<br />
<br />
&hellip;はい、よろしくおねがいします。]]> 
    </content>
    <author>
            <name>No Name Ninja</name>
        </author>
  </entry>
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    <id>soresoreeeee3.iku4.com://entry/25</id>
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    <published>2014-05-08T18:29:25+09:00</published> 
    <updated>2014-05-08T18:29:25+09:00</updated> 
    <category term="鬼太郎" label="鬼太郎" />
    <title>視角がえがく／imgアニメ鬼太郎</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[戻れないよ　帰れないよ<br />
<br />
<br />
<br />
ツンと伸ばした　つま先と<br />
<br />
背骨　肩　腕　ゆび先で<br />
<br />
届く限りの円を描く<br />
<br />
それが僕の動かせる世界<br />
<br />
僕は呼ばれるばかりで<br />
<br />
それが僕の役割で<br />
<br />
存在で<br />
<br />
たくさんの人に知られていて<br />
<br />
気がついた<br />
<br />
<br />
空はシカクに切り取られ<br />
<br />
その向こうから僕は覗かれているんだ<br />
<br />
<br />
嫌だなちょっと恥ずかしいよ<br />
<br />
（どうせならこちらへおいで）<br />
<br />
<br />
それはなんだか言ってはいけない言葉の気がした<br />
<br />
覗いているのは子ども達だ<br />
<br />
闇夜におびえる子ども達だ<br />
<br />
シカクの向こうでどんな姿を纏っていたって<br />
<br />
僕に向けられる視線からは子どもの気配<br />
<br />
僕はこんな形だけど君達よりずいぶん大人なんだぜ<br />
<br />
だからさ<br />
<br />
秘密は秘密のままにしておけるのさ<br />
<br />
言わない事を選んだ言葉も抱えて生きていけるのさ<br />
<br />
<br />
こちらで僕は泣き怒り笑い微笑んで君達を<br />
<br />
そちらにいるまま楽しませてあげる<br />
<br />
仲間に入りたいと思ったら<br />
<br />
その時にはもう入っているのさ<br />
<br />
闇夜が怖くて僕を思い出したらそこにいるのさ<br />
<br />
呼んでくれ<br />
<br />
<br />
僕には記憶がある<br />
<br />
産み落とされる前の<br />
<br />
父の血母の胎内それではなく僕をこの世で象った人のその先<br />
<br />
闇夜、歴史　への　畏れ、敬い<br />
<br />
きっと僕はここに来る前から在ったんだ<br />
<br />
君達に知られる前から僕はいた<br />
<br />
そしてどこにもいない　今も<br />
<br />
触れられないだろう？見たことないだろう？いないとはそういうことで<br />
<br />
けれど呼ばれていたんだ<br />
<br />
怖い助けて　呼び名をつけろ　僕を呼べ<br />
<br />
消されても消されても姿形が変わっても名前を変えられても<br />
<br />
僕を呼べ<br />
<br />
飛んでいく駆けていく現れる　君を助ける<br />
<br />
<br />
これから先<br />
<br />
君達がいなくなったら<br />
<br />
僕は消えるよ　いや戻るんだ<br />
<br />
暗闇の中で聞こえる呼吸<br />
<br />
それが僕<br />
<br />
<br />
シカクの向こうの君達に]]> 
    </content>
    <author>
            <name>No Name Ninja</name>
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    <id>soresoreeeee3.iku4.com://entry/24</id>
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    <published>2014-05-08T18:27:27+09:00</published> 
    <updated>2014-05-08T18:27:27+09:00</updated> 
    <category term="鬼太郎" label="鬼太郎" />
    <title>ひふみよ（５期開始に寄せて）／imgアニメ鬼太郎</title>
    <content mode="escaped" type="text/html" xml:lang="utf-8"> 
      <![CDATA[あの子が笑ってた。<br />
笑って、灰色の背を見送った。<br />
怖いこといっぱいあったのに、また会いたくなって箱に明かりを灯しても、その明かりの中君は消えてた。<br />
<br />
声がした。<br />
あの子と同じ声がした。振り向いて、いいかな？<br />
色とりどり、赤青黄色、そして黒、が乱舞する中君がいた。<br />
お帰りお帰り楽しいね、でもやっぱり怖いんだね君、って言ったら姿を消してさ。<br />
どこにもいない。<br />
<br />
メロディが奏でられる。<br />
軽快な軽薄な。懐かしいようで聞いたこともないような。<br />
知ってる、嘘吐き、また居なくなるんだろ？<br />
知らない子だと思った、でも惹かれた。姿かたちにじゃなくて、今ここに来てくれた君に。<br />
信じないよ怖くないよ、もう。だって怖いことから守ってくれたから。<br />
胸のすくような活劇のあと、はらり、また消えて。 戻ってくるんだろ？ねえ君。<br />
<br />
じとり。<br />
闇につかまったままなんだ。<br />
君のことなんか忘れてさ。日々の闇に包まれてさ。<br />
見えてるようで何も見えなくなってた。<br />
辺りを包む透明な闇に目を凝らして怖くなって泣いてたら、ずっと前から居たように君。<br />
闇は、そうか、必要なものだったね、って君と笑った。<br />
もう大丈夫だね、君が言葉を漏らし、そのまま姿を見失った。<br />
<br />
「あ」<br />
そこに居るし、消えない。<br />
名前をつけられた闇は、音が響く限り闊歩し、光がなくとも形を保つ。<br />
それはただの音で、それはただの存在で、受け継がれる物語で、闇と光の間をつむいで。<br />
ブラウン管が珍しくなってきた頃戻って来いとうなるひとびとのこえ。<br />
五人目の産声を聞くこととなる。<br />
「鬼太郎」 漏れた声が名前を告げる。<br />
目を閉じてできた闇に君が居る。]]> 
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    <author>
            <name>No Name Ninja</name>
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